私たちは、大阪の都島区にある 菓宵 に行ってきました。完全予約制のデザートコースのみ。一の皿と二の皿という2つのデザートに、作り手の意図を感じました。
京都、京都!!
まって〜
神戸、神戸!!
ちょっと、ちょっと!
関西には、いいスイーツ店がいっぱいあるな!
大阪は?
。。。
え?
大阪は、いろんなお店に行ったからさ。
まだ行ったことのないお店の中で、いいお店は、、、
まさか、、、
もう無いんじゃない?
ばかー!!
え?だって。
行動しろ!!
はあ、、、
たしかに、最近は大阪のお店をチェックしてないな。
ちょっとインスタで調べてみるか。
ふーむ。
ん?このお店は?
どう?
よさそう!
そのお店とは、、、
「菓宵 (かしょう)」です。
菓宵 とは?
菓宵 は、大阪市の津島区にあるスイーツ店です。
通常のカフェやパティスリーとは異なるタイプのお店です。
メニューは、完全予約制のデザートコースのみ。
予約をするには Instagram のリンクから予約サイト tol に行きます。
予約取れたよ!
わーい!!
さて、場所はこちら。
最寄駅は、大阪メトロの都島駅ですね。
行ってみよう!
はい!!
菓宵 に到着
と、いうわけで、、、
ん〜
どうしたの?
いやね。
菓宵 の場所なんだけど、「トヨクニハウスF棟1F」って書いてあるんだよ。
トヨクニハウス??
うん。
そうなんだ。
そして、ここがその「トヨクニハウス」みたいだよ。
ほうほう。。。
菓宵は、どこだろう??
あ!
え?
あそこに入口みたいな所があるよ。
行こう!
はい!!
ん〜。
どれどれ?
あった!
え?え?
ほら。よく見て!
「菓宵」って書いてあるよ!
ほんとだ。
よし。
おじゃましまーす。
あ、あれ?
鍵がかかってる。
予約の時間まで待つか。
予約の時間。店内へ。
さて、そろそろ予約の時間だが、、、
お?
おお。
扉が開き、店内へ案内してくれました。
そして、席へ着きます。
わぁ。
お。
お品書きがあるよ。
どれどれ?
コースが始まる時にパティシエさんから説明がありました。
メニューは決まっています。
追加で注文できるスイーツや焼き菓子もありました。
コースはスイーツが2皿。
ペアリングのドリンクは、それぞれオススメのものが付いてくるようです。
たのしみ!
一の皿 苺のショートケーキ
きた!
(どきどき)
おお。。。
苺のショートケーキに合わせるのは紅茶。
さあ、食べてみましょうか。
いただきます。
いただきます。
ふむふむ。
旨味のあるクリーム。
そして、食感がとてもいい。
なめらかなクリーム。
苺の果肉。
ジュレの食感とメレンゲの食感。
おいしい。
おいしいです。
なるほど。
こういうスイーツなんだな。
スイーツには、大きく分けて「五味のスイーツ」と「風味のスイーツ」がある。
「五味のスイーツ」というのは、フルーツの酸味、チョコレートの渋味、キャラメルの苦味などを使って味を構築しているもの。
僕は、ヨーロッパの正統派スイーツがこの「五味のスイーツ」だと考えているよ。
「風味のスイーツ」というのは、風味つまり香りを使ったもの。
フルーツの香りはもちろん、小麦の香りなどを利用したもの。
「風味のスイーツ」は作るのことが難しいものだろう。
スイーツは基本的には作り置きするものだから、失われやすい香りを残すのは大変だ。
「風味のスイーツ」を食べることができるお店はなかなか無いよ。
この「苺のショートケーキ」は、酸味、渋味、苦味があまりない。
紅茶から、やさしい渋味を感じるくらいだ。
それなのに、おいしい。
とてもおいしい。
ということは、これは「風味のスイーツ」なんだろう。
(にやにや)
え?
二の皿もあるよ。
。。。
二の皿 アップルパイ 自家製アイス添え
二の皿がきたな。
手前にはアップルパイ。
奥にあるのはアイスクリームとナッツをキャラメリゼしたもの。
左にあるのは、焼きリンゴです。
合わせるドリンクはコーヒー。
このコーヒーは「羚羊 (カモシカ)」という名前で、コーヒー豆も販売していましたよ。
では、いただきます。
!!!!!!
な、、、、
なんだと?
これは、あきらかに「五味のスイーツ」だ!
焼きリンゴの強烈な酸味。
アップルパイのリンゴも酸味がする。
ペアリングのコーヒーは強い渋味。
そして、キャラメリゼしたナッツのお菓子からは苦味。
あきらかだ。
ちゃんと酸味、渋味、苦味がするように作ってある。
アップルパイは2種類のリンゴを使っている。
焼きリンゴは、それとは別の種類のリンゴ。
特に焼きリンゴの方には加熱しても酸味があるものを使っているはずだ。
それだけの強い酸味。
合わせるドリンクは渋味の強いコーヒー。
紅茶じゃなくてコーヒー。
これも、渋味の強さを出すという意図だろう。
そして、キャラメリゼしたナッツのお菓子だ。
苦味は砂糖を焦がすことで出せる味。
たっぷりと苦味がでるまで焦がしている。
。。。
おいしーね。
おいしい。
とても、おいしい。
2つの「皿」で完成されるスイーツの世界
一の皿として、「風味のスイーツ」を。
刺激の少ない、やさしい味。
クリームの旨味。そして、香り。
これには、二の皿への助走という意図もあるでしょう。
二の皿として、「五味のスイーツ」を。
精神をリフレッシュしてくれる強い刺激。
リンゴの酸味、コーヒーの渋味、キャラメリゼの苦味。
完璧じゃないか。。。
これまでいろんなお店に行ったけど、「風味のスイーツ」か「五味のスイーツ」かに別れていた。
「風味のスイーツ」を食べることができるお店は少ないけど、あることはある。
「五味のスイーツ」は、ヨーロッパで修行をしたパティシエさんのお店で食べることができた。
だけど、菓宵は一度のコースで両方味わえるんだ。
すごいお店だ。
素敵な体験だった。
ごちそうさまでした。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
それではまた、次のスイーツで。
ほなな!
いやぁ。
大阪にとんでもないお店があったもんだ。
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