今回、私たちは PIERRE MARCOLINI ( ピエール マルコリーニ ) 名古屋店で オランジェット と ロシェ レ を買って、食べてみました。その体験談です。果たして、独特の「苦い」チョコレートの味がするのか?
私たちがお店に行ったのは、2020年10月のことです。
その時点の情報になります。
名古屋!
名古屋!名古屋!
名古屋に来たのもつかの間、、、大阪に帰りましょう。
え。。。
楽しかったね。また来ましょう。
はーい。。。
名古屋に来たからには、最後にあそこへ寄りましょうか。
(にやり)
それは、もちろん ピエール マルコリーニ 名古屋店 ですよ。
関西にはお店がないからね。
よいです!
ピエール マルコリーニ とは?
ピエール マルコリーニ というのは、ベルギーのショコラティエさんです。
つまり個人のお名前であり、ブランド名でもあるということになります。
公式HPを見てみましょう。
さて、ここにはこう書かれています。
1964年ベルギー生まれ
ピエール マルコリーニ 公式HPより
数々の名店で修業を重ねた後、1994年にショコラティエとして独立。長年の功績が認められ、2015年ベルギー王室御用達の称号を拝領。ベルギーを代表するショコラティエ。
さらに、2020年11月にはこういうニュースがありました。
2020/11/02 ピエール マルコリーニが世界最優秀パティシエに選ばれました
https://www.store.c-c-c.co.jp/new/2020-11-02-161948.html
ピエール マルコリーニは、10 月にミラノで開催されたWORLD PASTRY STARS 2020で Best Pastry Chef in the world を受賞しました。
25 年以上にわたるクリエーションとイノベーションが評価されての選出となりました。
メディアの代表が選ぶ、世界最優秀パティシエとして、このたび、満場一致で選ばれました。
ちなみに、ピエール マルコリーニ さんは、私の推しのショコラティエです。
なぜ「推し」かというと、その理由はチョコレートの味にあります。
通常、チョコレートは「渋い」味がします。
私たちは、お茶を飲んだ時や、柑橘の皮をかじったときに「渋い」味を感じます。
お茶を飲んだ時、柑橘の皮をかじったときには、口の中の上の方 (上あご) に刺激を感じます。
この刺激を「渋い」と呼んでいます。
上等なチョコレートを使ったスイーツは、この「渋さ」をうまく利用しています。
ミルクの「うま味」と組み合わせることはもちろん、ベリーや柑橘の「酸味」、カラメルの「苦味」などと組み合わせて演出することで、スイーツは人に幸せな体験をくれます。
例外的に「酸味」のあるチョコレートもありますが、今回は置いておきましょう。
チョコレートの味については、この記事で図を使って詳しく解説しています。
そして、ピエール マルコリーニ のチョコレートですが、これは「苦い」味がするのです。
これは、私の経験の中では特別なことです。
他に「苦い」チョコレートを食べたことがないからです。
ここで、「苦い」とは口の中の奥の方、舌の付け根あたりで感じる刺激のことを言っています。
カラメル、つまり砂糖を焦がしたものは、この「苦い」味がします。
上等なプリンはこの「苦い」味がします。
ただ、カラメルの「苦さ」は目が荒く感じます。
ピエール マルコリーニ のチョコレートは、とても目が細かく、たっぷりと豊かな「苦味」を感じます。
私は、それをとてもおいしいと感じるのです。
もう少し、公式HPを読んでみましょう。
マルコリーニの最大の特徴はカカオへのこだわりです。通常、ショコラティエは、各チョコレートメーカーから液体状、固形状のチョコレートを仕入れて、自分なりの味付け、香付け などのオリジナリティーを加えていきます。しかし、マルコリーニはこの型に収まらず、カカオ豆の仕入れルートの開拓、買付け、選別、調合、焙煎や精錬、すべてに至り自分の手で行っています。
ピエール マルコリーニ 公式HPより
マルコリーニ曰く、カカオの品質を見極めるためのファクターは、地域が60%、熟成が20%、焙煎が20%です。
ピエール マルコリーニ 公式HPより
ここからは、ショコラティエといえども、ある程度チョコレートの形になったものを仕入れていることが多いことが分かります。
ピエール マルコリーニ は、カカオ豆の仕入れルートの開拓から行っているので、独自の味がするのでしょう。
しかし、この「苦い」味が「地域」からくるものか、「熟成」からくるものか、「焙煎」からくるものか、そこまでは分かりません。
「地域が60%」と書いてあるので、普通に考えれば「地域」つまり「産地」なのでしょうが、他のブランドでいろいろな産地のチョコレートを食べてみても、この味はしないのです。
私は、この「苦味」の秘密を知りたい。
いつか、見つけてやるぞ!
私のライフワークになりそうです。
(じー)
はっ。
ちょっと考えごとしてただけ。
難しい顔してた?めんご、めんご。
ほら着いたよ。
ピエール マルコリーニ 名古屋店
ピエール マルコリーニ 名古屋店 は、JR名古屋駅近くにあるミッドランド スクエアの地下1階にあります。
カフェも併設されています。
2020年10月現在、店舗は以下の場所にあります。
- 銀座本店 (カフェ併設)
- 羽田店
- 名古屋店 (カフェ併設)
- グランスタ東京店
- 渋谷店
- 新宿店
- 御殿場プレミアム・アウトレット店
つまり、東京、名古屋、静岡には店舗があるのですが、大阪を含め関西にはありません。
私たちにとっては、この名古屋店が最寄りになります。
できれば、カフェでエクレアを食べたいが、、、
わ。カフェは入店待ちの行列でした。
ひい、ふう、、、10人くらいかな。
これは、帰りの電車に間に合わない。
今日は、お買い物をして帰りましょうか。
うん。
おじゃましーます。
ふむ。
1年前に来たときと、大きく変わってはないようです。
ショップがあって、左手にカフェへの入り口。
ショップは右手にアイスクリームや、生菓子。左手にボンボン・ショコラ。
ドリンクや、アイスクリームはテイクアウトができます。
ふーむ。何にしようかな。
かけあしー。
これ。
ダックワーズ、、、これを食べたいのかい?
えへへ。
ダックワーズとはなんだろう?
ダックワーズ(Dacquoise)とはアーモンド風味のメレンゲを使った焼き菓子。
Wikipedia より
では、これは買うとして、、、
(きょろ、きょろ)
どうしたの?
いや、僕はロシェとかオレンジ ピールが好きなんだよ。
それがないかなって。
お!
あった、あった。
オレンジ ピール じゃなくてオランジェットという名前なんですね。
オレンジピールをビターチョコレートでコーティング。
ピエール マルコリーニ 商品のポップより
オレンジピールとオランジェットは、同じもののようですね。
オレンジピールにチョコレートで包んだものをオランジェットというのか。
それを、オレンジピールというお店もあるということのようですね。
ざく切りのクラッシュアーモンドをローストし、ミルクチョコレートでコーティング。
ピエール マルコリーニ 商品のポップより
ロシェとは、フランス語で「岩」という意味だそうです。
クラッシュアーモンドを「岩」に見立てているようですね。
「ロシェ レ」の「レ」とは、ミルクチョコレートの「ミルク」でしょう。
がはは。
あった、あった。
では、これも買っていきましょう。
さらばだ、名古屋。
また来る日まで。
さらばだ。
オランジェット と ロシェ レ の味
さてと、、、
エクアドル グラン クリュ (5個入り)
今回、私が購入した商品と料金はこちら!
- オランジェット 2500円
- ロシェ レ 2500円
- ダックワーズ 800円
- ダックワーズ マロン 800円
- エクアドル グラン クリュ (5個入り) 750円
オランジェットとロシェ レは、箱を開けると袋できっちり封がされていました。
賞味期限は1ヶ月です。
ダックワーズは18日。エクアドル グラン クリュは13日。
ゆっくり楽しめますね。
さあ、いただきましょう。
ふむ。
やわらかく仕上げてあるメレンゲですね。
そして、甘さがあります。
洋酒とナッツの香りがします。
マロンの方は、マロンの香りも。
香りを楽しむのがよさそうです。
ひょっとするとメレンゲに空気を多く含ませて、香りを立たせるような作り方になっているのかもしれません。
では、オランジェットとロシェ レはどうかな?
ピエール マルコリーニ のチョコレートとの組み合わせに期待です。
オランジェットは、柑橘の強いかおり。
柑橘特有の皮の渋味。
その後に、ピエール マルコリーニ 独特のチョコレートの苦味が軽くします。
こうなるんだな!
ピエール マルコリーニ のチョコレートは渋味がまったくしないから、柑橘の皮の渋味が純粋に味わえます。
甘味、渋味、苦味の3つの味で作られたスイーツです。
おいしい。
複数の味で構成された、スーツの楽しみにあふれた一品です。
ロ、ロシェは、、、
ふむ。こちらはナッツの食感。
チョコレートとナッツの香りが強い。
チョコレートはやはり、渋くない。
ミルクチョコレートで薄まっているからか、苦味もほとんどありません。
このロシェ レは食べやすく、食感と香りがよいスイーツでした。
こちらも、おいしいです。
食べ始めると、とまらないな。
この2つのなかで、どちらか1つを選ばないといけないとしたら、、、
私は、オランジェットにすると思います。
さて、最後に、、、
このエクアドル グラン クリュを食べてみましょうか。
産地の名前がついたチョコレートですね。
ぱくり。
うっ!!!
これは、、、「渋い」チョコレートだ。
しかもとても渋い。
これほど「渋い」味がするチョコレートはとても上等なものですね。
ただし、ピエール マルコリーニ の通常のチョコレートとは違うものだと思います。
つまり、ピエール マルコリーニ の通常ラインのチョコレートはエクアドル産とは違うのかな。
ひとつ味の秘密に近づいたのか、、、な?
さて、ひととおり食べてみて、ピエール マルコリーニ のチョコレートの味を純粋に楽しむなら以前に食べたエクレアか、アイスクリームがいいと思います。
今回食べたスイーツは、ちょっと変わり種になりますね。
でも、十分おいしかった。
ごちそうさまでした。
これからも、ピエール マルコリーニ 推していきますよ。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
それではまた次のスイーツで。
関西に出店はよ!
関西に出店はよ!
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