私たちは、大阪の西区 肥後橋近くにある セイイチロウ ニシゾノ に行ってきました。五味と食感に工夫をこらした正統派のケーキたち。そして、それを特別なものに昇華する香りとは?
かけあしー!
な、、、
なんぞ?
おいしそうなケーキ屋さん見つけたよ。
そういうことか。
ふむふむ。
セイイチロウ ニシゾノ っていうお店だな。
どうして、おいしそうって思ったの?
フルネームだから。
確かに。
店名がパティシエさんの個人名になっているお店にハズレはなかったような。。。
と、なれば、、、
行ってみよう!
やたー!
セイイチロウ ニシゾノ【Seiichiro,NISHIZONO】とは?
セイイチロウ ニシゾノ は大阪市の西区にあるパティスリーです。
公式HPによると2014年11月にオープンしたようです。
シェフの西園 誠一郎さんはフランスで修行をされたとのこと。
パティシエではなく、シェフを名乗っている理由を聞いてみたいと思いました。
料理の経験もあるのかな?
コンセプトは、「香り」を使った「記憶に残るお菓子」だそうです。
「香り」か。。。
スイーツは、五味と食感を利用する。
私は、「香り」つまり「風味」はどちらかというと料理の方が利用していると思っています。
料理の経験があるのかなと考えたのは、それも理由です。
セイイチロウ ニシゾノ の場所はこちら。
電車で行く場合は、大阪メトロの肥後橋駅が最寄りです。
さあ、行ってみよう!
セイイチロウ ニシゾノ に到着
ふむふむ。
場所は靭公園に近く、公園を散策してゆったりと過ごしている方が多い印象です。
公園のそばにあるイタリアンのランチを提供するお店はお客さんで一杯。
週末を過ごすにはいい街だ。
さて、お目当てのお店はこの辺り、、、
ありました。
中に入ってみましょうよ。
おじゃましますよ。
おおお。
ほうほう。
手の込んだ形のケーキたち。
見た目から、おいしそう。
そして、重厚感のあるタルト。
ギフトによさそうな焼き菓子。
店内には数席だけカウンター席があり、空いていればカフェ利用も可能のようです。
となると、、、
カフェで生菓子のケーキを食べたい。
賛成!
賛成!
では、どのケーキにするか、、、
チョコレートは外せない。
ふむふむ。
それからフルーツのケーキを。
ケーキの味
注文とお会計をし、席で待つことしばらく、、、
きたきた。
うん。おいしそうだ。
いただきまーす。
アントシアンから。
チョコレートの丸いケーキ。
(パクリ)
うお。
チョコレートの渋味。
そして、酸味がしますね。
これはチェリーかな。
うおぉ。
五味のうち酸味、渋味、そしてミルクの旨味を利用したケーキ。
これはかなり正統派ですよ。
酸味と渋味は、そもそも食べられないもの、痛んだものを知るための味覚。
それを精神をリフレッシュするために利用する。
体を養うための料理とは異なる手法。
五味を利用したスイーツは正統派。私はそう考えています。
おいしい。。。
こんな正統派のケーキを食べられるなんて、、、
?
ん?
ピスタチオの香りがする。
。。。
いい香りだ。
ピスタチオと分かる。
少しフレグランスのような。。。
そんな香り。
香りこそは料理が得意とするところ。
料理は旨味と風味 (香り) が勝負。
でもそれとは違った澄んだ香りです。
これが「記憶に残る」香りか。
ほ〜。。。
次行ってみよう。
マロンバターサンドだ。
私は栗はむずかしい食材だと思います。
なんといっても香りは強すぎるし、味は無いに等しい。
さあ、どうだろう?
(ガブリ)
クッキーのような生地のサクサクした食感。
クリームの中にもサクサクした食感のものが混ぜてありますね。
似た食感、異なる素材をひとつにしたのかな。
食感もスイーツの楽しみの一つ。
そして、、、
さすが、、、
マロンの強い香りに合わせるのは、、、
やはりお酒か。
お酒の香りがします。
マロンの香りは口に残りやすく、一口目はいいのだけどその後には感動が続かない。。。
コーヒーやお茶でもリセットできないこの香りに対抗できるのはお酒ですね。
おかげで二口目もおいしくいただけます。
味としては、クリームの旨味がします。
そしてスッと溶ける上等なクリームです。
お、おいしい。
そっちはどう?
おいしーよ!
ちょっともらうよ。
タルト・オランジェ・ペカンは、オレンジのタルト。
うん!
オレンジの酸味!
タルト生地のコリコリした食感とオレンジの皮と果肉の食感。
まだあるよ。
え?なに?
!!
このシャリシャシした食感は、、、
プラリネ入ってます!
プラリネか!
ピーカンナッツのプラリネが入ってます。
おどろいた。。。
タルトにプラリネが入っているのは初体験です。
名前の「ペカン」はこれだったか。
最後にチョコレートのケーキ。
エフ・エヌ4を。
うっ。
こちらはかなり強めの渋味がするケーキ。
チョコレートはこうでなくては。
こちらも食感がいいです。
パリパリのチョコレート、なめらかなクリーム。
スポンジも食感がいいように作られていますね。
感想
セイイチロウ ニシゾノ【Seiichiro,NISHIZONO】のケーキは、五味を利用した正統派のものでした。
フルーツの酸味、チョコレートの渋味、クリームの旨味。
探せばキャラメルの苦味を使ったケーキもあるでしょう。
スイーツならではの五味を使った味の構築。
それは、精神をリフレッシュしてくれます。
そして、スイーツのもうひとつの楽しみである食感。
そちらも、抜かりなく作られていました。
サクサクしたビスケット、なめらかなクリーム、コリコリしたタルト、パリパリしたチョコレート、そしてプラリネ。
特にプラリネがよかった。
いいプラリネは、それだけでシャリシャリした食感がたのしめます。
いいプラリネに出会うこともなかなかないのに、、、
タルトの中に仕込まれているなんて。
そして、最後に、、、
これが不思議なところなのですが、高級感がある。
なんだろう?
お店の見た目もいいのですが、それとはまた違う高級感はどこから?
香り。。。
なんだろうな。
セイイチロウ ニシゾノ のケーキからは、いい香りがします。
少しフレグランスのような。
この香りの使い方によって、「正統派」からひとつ抜けて「特別」なケーキとなるのでしょう。
また来ような。
うわーい!
お店のコンセプトは、「香り」による「記憶に残るお菓子」だから。
次に来たとき、記憶に残っているか確認してみようじゃないか。
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